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「生きて…」

俺の命運を決めた大きな大きな一言である。
今日はそんなこんなお話です。

「HIROさん、君は優しい」を書きます。

2009年9月13日、彼女は俺に…。

HIRO「兄さんは病院へ行かないの?」

兄貴「行かない!」

HIRO「…そうなんだ。…私は兄さんの妹だから…兄さんがそう考えるなら…仕方ないよね…。」

しかし、帰りの切符売り場で…

HIRO「やっぱり兄さん、病院に行って!」

兄貴「わかった、わかった。」

俺はこの日、無理してでもHIROPPIにどうしても会いたい理由があった…。
ただ彼女に一言…いいたいことがあった訳で…。

恥かしがりやの俺の性格も災いして…HIROPPIに告げようとしていたことを言えずに別れてしまった訳で。
しかしその日、店の電話番号と自宅の電話番号を教えておいたので近い内に電話がかかってくると思いその日は…。

しかし、しかししかし。
待てど暮らせどかかってこない。

そして運命の9月18日。
俺の心臓は早朝から止まったり動いたり…。

兄貴「このまま終わるのも悪くはないか…。」

とか今までの色々なことが月並みな言い方になってしまうが走馬灯のように頭の中を駆け巡っているうちに輝さんが「兄貴…」とかお姫が「兄さん…」とかHIROPPIが「兄さん、病院に行って…」とか。
この一言を思い出し、俺はそうだ大事な大事な役目が俺には残っていたんだ…。

そして病院へ…。

そして救急車で大学病院へ…。

そしてHIROさんが病院に見舞いに…。

そして一言彼女に告げようと思っていた思いを

兄貴「HIROPPI…。」

そして何週間か過ぎ、俺は彼女に。

兄貴「いま俺はこんな状態だから、これ以上良くなる見込みがあるかどうかわからないが俺に出来ることは何でもしてあげるから、何でも言いな。」

HIRO「じゃあ兄さん、一つだけ…。生きて…。」

この一言が俺の中で…なんだよな。

…。


だからHIROPPIに俺はこう書いたんだ。


(全てを決めた言葉、今でも覚えている心の中で響いた言葉「生きて」)
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