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『冒頭から訂正です、
此の原稿は今月アタマに上がる予定でしたが
手違いで本日上がることになってしまいました』

渚で輝る風のように
自由でいたいと思う日は
街角を離れて
訪れる此の場所
瞳閉じれば時間さえ止まる
そして夢の中へ

限りなく交じり合う
潮風の吹く此の丘
悲しみや淋しさは
なんてちっぽけなの?
失くし掛けていた
大切なモノは
どんなときも自分の中に隠れてる

小さな防波堤に座れば
素足に波が話し掛ける
めぐり行く季節の優しさが嬉しい
岬に見える灯台は今日も海を見てる

限りなく交じり合う
空と海が出逢う場所
悲しみや淋しさはなんて
ちっぽけなの?

失くし掛けていた
大切なモノは
何時の日にも
此処に来れば甦る



此の作品は私が尊敬する作詞家さんの作品です
実に素敵な作品です
前回同様、男性作詞家ならではの
見事に男が思い描く理想の女の子を演出していますが
此の作品は女の子にも愛されている作品ですね
(素足に波が話し掛ける...」とか
『めぐり行く季節の優しさが嬉しい』とか
女の子が好む素敵な言葉・描写が丁寧に使われています
前回、同様
此の作詞家さんがいなければ、
後の私は存在しなかった
で、
二十年ぶりにこの作品に触れて思うことは…
ヤハリ私も歳を取る?
ん...
何が謂いたいのかと云うと…
自分の時代を何処か肯定したくなる?
素敵な歌詞が絶滅する時代を想像できなかった?
しかし、
時代の変化と咋今は言葉が雑で丁寧さに欠けた
作品が幅を利かせる
やる気の欠片も感じない音楽業界ですが
POPSの意味を紐解くと
それでいいのかとも思う?
POPSを直訳すると
世相を映す鏡!ですから
ヤル気が無くて乱雑に言葉が散乱している歌詞でイイのかも知れない?
多くの消費者が望む姿を描いてこそ
歌謡曲ですから、
老兵は、ただ消え行く。

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