兄の歴史

無邪気な二人乗り
自転車走らせて
交番の前では済まして歩く
友達も呆れた
はしゃぎ過ぎの恋も静かに抱き合って
決めたことよ

運命でも偶然でも
いつの間にか
求め合っていた
曖昧でも真剣でも
二人で暮らしたいの
散らばる日々の中
二人だけのキスに
お互いの儚さ隠しながら


二つ並んだ靴
二つ並んだ服
どんな高い絵でも敵わないね

間違いでも
正しくても
答えは、いま
誰が解るの？

やっと逢えた、
ひとだと今、
信じた二人が居て

愛の為に泣ける涙なら自慢ね
出来るだけ笑って居たいけれど


で、此の歌詞も歌詞に影響を受けたと言うより、聴かせ方を教わりました？
詰まり、裏打ちの有効性ってヤツデスネ！さして気が利いた抽象文も見当たらない本作ですが？
聴かせ処での裏打ち使いが実に匠です、運命でも偶然でもいつの間にか求め合っていた、なんて部分は、裏打ちだけで、こんなに、心の揺らぎを表現出来てしまうんだ！と感動した記憶が現在でも鮮明です、後の私に歌詞を書くにしても、渡された原曲だけを意識するのではなく歌としての全体像を意識しながら書くことを教えてくれた作品と謂えるでしょう！いつぞやは、大変お世話になりました♪