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こういう話ってバランスが大事だよね。
姫、君は…と姫、君が…が大好評につき、シリーズにはしないけど…。
でも、シリーズにするとかなり楽だね…。

なんだかんだと言って、始めたいと思います。

で、お客さんたちのリクエストに応えてみせましょう。
だから今回は我が麗しのもう一人の妹HIROさん、君は可愛い。を始めます。

そう、君と初めて逢ったのは2009年1月10日。
私が輝さんに「お前は案山子か。」と怒鳴りまくっていたとき。
君は輝さんお疲れと私の横を駆け足で通り過ぎて行った。

そう君はあの日ステージで超時空要塞マクロスのリン・ミンメイのように歌って暴れていた。
今思い出すとミンメイ人間のようで可愛かったなぁ。

それから三ヶ月。
ブレインのライブの後、始めて言葉を交わした。

HIRO「もっとクラシック音楽をバンドに取り入れたいんだけど、どっから入っていいのか…。」

とかなんとか色々話をしたね。

あの時の君は真っ赤なドレスのシンデレラのようだった。
と、俺は記憶している。

でもあの頃、君は随分心を痛めていたと兄さんは記憶している。

あの夏の渋谷ギルティでのライブの後、君は…。

傷ついて疲れ果てた翼で俺のところに舞い降りてきた。

あれは確か8月だったと記憶している。
(おい、待てよ。この展開でHIROさん、君は可愛いのオチまでたどり着けるのかい?)

でも続きを。
忘れもしない9月13日、君の言葉は俺にこう聞こえていた。

「翼を広げてもどこへ飛べばいい?」

俺は君に「今は無理して飛ばなくてもいいんじゃないかなぁ。HIROさんが飛びたければ…そうでなければ…自分が思うようにすれば…」
とか言った記憶が。

そして次に君に逢ったのが病院のベットの上だった。
血相を変えて飛んで来てくれたとか…ありがとう。

そして12月26日、君は見事に甦った。
俺の入院中のこと、退院後のこと、HIROさんと数百、数万と言葉、気持ちをどれだけ重ねただろう。
そんな君を可愛く思うのは私だけだろうか。

HIROさん、君は可愛い。
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